施工不良を見つけたのは、
工事業者ではなく、第三者の建築士だった。
「大手だから」「有名だから」。その安心感が、問題を深刻化させることがあります。 A様のケースは、元請け会社への信頼が、施工不良の発見を5年近く遅らせた記録です。
- 依頼者
- A様(40代)
- トラブル内容
- 屋根リフォーム直後からの雨漏り、5年間の放置
- 相手方業者
- 大手リフォーム会社(元請け)、および下請け業者
- 結果
- 補修工事費の返金、根本からの是正工事、業者変更の実現
「大手なら安心」という言葉が、
雨漏りを5年間放置させた。
屋根のリフォーム工事を終えた直後から、雨が降るたびに室内へ雨水が入り込みました。 天井にはシミが広がり、床や家具が濡れ、A様は部屋中にビニールシートを敷いて生活する状態が続きました。
依頼先は、知名度のある大手リフォーム会社でした。「大手なら安心」という判断は、多くの方がする判断です。それは間違っていません。 しかし実際の工事は、下請け業者へほぼ全面的に丸投げされていました。 元請けである大手リフォーム会社は、施工内容を現場レベルで確認していませんでした。
雨漏りが発生してからも、元請けと下請けの間で責任の所在は曖昧なままでした。 行われたのは、原因を特定しない「その場しのぎの補修」のみ。 補修するたびに問題は再発し、A様の体調にも影響が出始めました。
- 01工事直後
屋根のリフォーム工事を終えた直後から、雨が降るたびに室内へ雨水が入り込みました。
- 02生活への影響
天井にはシミが広がり、床や家具が濡れ、A様は部屋中にビニールシートを敷いて生活する状態が続きました。
- 03責任の曖昧化
元請けと下請けの間で責任の所在は曖昧なまま、原因を特定しない「その場しのぎの補修」のみが繰り返されました。
- 045年間の放置
補修するたびに問題は再発し、A様の体調にも影響が出始めました。
- 05第三者への相談
「このままでは限界だ」と感じた時点で、A様は第三者の建築士に相談しました。
これ、他人事ではないと感じた方へ。
LINEで状況を教える業者への抗議ではなく、
客観的な「証拠」を掴む。
A様が建築士に相談したのは、「このままでは限界だ」と感じた時点でした。 建築士がまず行ったのは、感情的なサポートでも業者への抗議でもなく、現地調査による客観的な状況把握です。
建物に入り、屋根裏の状態を確認しました。そこで発見されたのが、屋根下地の確認を省略したまま、屋根全面に不適切なビス打ちが行われていた事実です。
これが雨漏りの根本原因でした。補修を繰り返してきた箇所は、根本原因とは別の場所でした。 「どこを直しても再発する」のは当然でした。
屋根裏に潜って下地の状態を一つひとつ確認したところ、屋根全面にわたって下地確認を省略したまま不適切なビス打ちが行われており、雨水の侵入経路が複数存在していました。これは、これまで繰り返されてきた「補修箇所」とは別の場所であり、根本原因は一度も手当てされていなかったことが明らかになりました。
あなたの案件で、同じことが起きていないか確認します。
LINEで診断を依頼専門知識という「武器」で、
責任の所在を明文化する。
現地調査の結果を、施主にも分かる言葉で整理・説明しました。 「何が起きているか」「なぜ再発するのか」「誰の責任か」を、図面と写真で明文化しました。
その上で、大手リフォーム会社および下請け業者との打ち合わせに同席しました。 建築士が技術的根拠を持って責任の所在を示すことで、業者側の言い逃れの余地は消えました。
- 解決項目 1
不適切な補修工事費の返金が実現しました。
- 解決項目 2
屋根を解体し、根本から作り直す是正工事が確定しました。
- 解決項目 3
元請け会社を変え、信頼できる施工業者を再選定しました。
- 解決項目 4
工事期間中の仮住まいを含む、生活再建の計画を立案しました。
この記録から、
何を読み取るべきか。
元請け会社の規模・知名度は、施工品質を保証しません。大手であればあるほど、実際の工事は下請けへ委託されます。 現場を見る目がなければ、施工不良は竣工時には気づかれません。
「大手に頼めば安心」という構造が、逆にチェック体制の空洞化を招くことがあります。
建築士という第三者が現場を確認することで初めて、 元請けと下請けの両方に対して技術的な根拠を持った発言ができます。 工事を任せた後も、完了後も、問題が起きた時も。
施主の立場に立てる専門家が、もう一人いるかどうか。それがこのケースの本質です。
同じ条件の案件かどうか、まず確認させてください。
LINEで写真と概要を送る工事を任せたまま、
問題が起きてから動くのでは
遅すぎます。
考えている時間が、
損失になっています。
「こんなことを相談していいのか分からない」という段階で構いません。
